背徳の時間〔とき〕@-4
「んあぁ―――っ。」
真由花の絶叫に近い声が、狭い部屋に響く。
続けて2度目とは言え、和気の標準より一回りも大きいものを、突然ねじ込まれた真由花は、眉を寄せ奥歯を強く噛み締めた。
『真由花ごめんな。すぐに良くなるから…。』
そう言うと、腰を引き、かたく目を閉じたままの真由花の内部を、注挿し始めた。
浅く、浅く、深く…。
浅く、浅く、深く…。
和気のリズムでゆっくり抜き差しを続けるうちに、真由花の内部に心地の良い痺れ感がよみがえってきた。
「はんっ、いい…。」
『もっと良くしてあげるから。』
「やだ、和気さん…H。」
真由花はぼんやりしてきた頭で、瞳を潤ませ和気を見つめる。
身体だけの関係ではない…、この一年半の間、自分に言い聞かせてきた。