背徳の時間〔とき〕@-2
「…もっと飲みたい。」
優しく微笑み、首を斜めに傾けた和気の口から、何度も真由花の口元へと水が運ばれる。
和気の唇ごしに水を受け取ると、
ゴクンゴクン…。
ゴクンゴクン…。
その度に喉を鳴らし、首筋から真由花のたわわな胸の膨らみへと、水の筋を滴らせながら、からみつく和気との性の余韻を喉の奧へと飲み下した。
和気は、妻子がある男である。
世間で言うところの不の付く関係だ。
好きになってはいけない人だと言うことは、最初から解っていた。
もうこの関係が始まって一年半になる。
真由花は結局、500_のペットボトル1本分の水を和気の口から飲み干してしまった。
空のペットポトルを、真由花の部屋のキッチンへと置くと、真由花のいるベットへと戻りこう言った。
『今日はまだ収まらないんだ。』
そう言って笑うと、自分の変化途中の下半身を示し、真由花を自分の部分へと導いた。