「美人教師がボクのママに?」-6
生徒指導室はスチール製のデスクひとつを挟んで、両側にパイプ椅子が一脚ずつ置かれただけの殺風景な狭い部屋だ。
この部屋に連れ込まれて、教師のRから脂を搾られるのは、
喫煙や飲酒、万引きなど悪事を犯したり、
茶髪やピアス、スカート丈など校則に違反した生徒たちである。
生徒たちからは取調室とよばれていた。
その狭い部屋で向かい合っている昌子先生というか、母親は、着衣の前をはだけ、かろうじて片手で掻き合わせている恰好である。
その姿を見ているうちに、浩介はムラムラするものを感じて口を切った。
「昌子先生。
いや、ボクの母親として聞いてほしいんだけど……」
彼は昌子先生と父親の芳樹が結婚してから、
セックスをする先生の妄想に襲われ、
毎日ボンヤリして勉強が手につかないことを、
正直に告白したのだ。
「たしかに私が家に入ってから、
あなたはボンヤリしていることが多いわ。
高校2年生の男の子といえば、
異性やセックスに一番関心のある時期ですからね。
それも無理ないことは、
先生にも分かるんだけど……」
そう言って、先生はしばらく考え込む仕草をしていた。
それからふいに振り返ると、先生はドアノブの内鍵をカチッとかけたのだ。
「せ、先生」
浩介の心臓がドキンと大きく打ち、
そう声をかけるのが精いっぱいで、
あとの言葉はつづかなかった。
「浩介クン。
君の苦悩は、
先生もよく理解できます。
それを少しでも楽にしてあげられたらと思うの。
いま助けてもらったお礼の意味も込めて、
私のことを好きにしてもいいわよ」
「ホ、ホントですか?」
「でも、
このことは母親としてではなく、
教師として悩める生徒を救うための行為ですから、
あなたもそう思ってね」
浩介にとっては、そんな理屈はどうでもよかった。
突然の降って湧いたような僥倖(ぎょうこう)に、夢ではないかと信じられない気分である。
昌子先生がはだけていたスーツの上着とブラウスを脱ぎ去り、
上半身は白いブラジャー一枚だけの恰好になった。
大ぶりのオッパイがブラのカップからはみ出て、
小山のようなふたつの盛り上がりをつくっている。
浩介はゴクッと生唾を飲み込んだ。
ズボンの中ではチ○コが熱気を孕んで勃ち上がっていた。
先生のほうは身を屈めながら、
セミタイトのスカートを、
スルスルと脱ぎ下ろしている。
なかなかに潔い脱ぎっぷりだ。
「そんなにじっと見つめられたら、いくら30歳を越えた先生でも羞ずかしいわよ。
それに浩介クンも裸にならないと、セックスはできないのよ」
先生が少し恨みがましそうに言った。
その拗(す)ねたような表情がコケティッシュだ。