由里子と先生3-7
「はぁーぁん、んくっ。」
身体の中から、ぞわぞわと沸き上がってくる心地よいうねりに、由里子は身をまかせ目を閉じてしまう。
『由里子、目を開けろ!』
佐々の厳しい声が、由里子を現実の世界へと引き戻す。
佐々は由里子が目を閉じ、感応の波に溺れることを許さない。
由里子はぼんやりとした焦点の定まらない目を佐々に向けた。
佐々は、自分の愛撫に溺れる由里子のうつろな目を確認すると、いつも安心した気持ちになることができた。
「あんっ…は、はんっ。」
小さな波が続いたあと、ぞくぞくとした痺れ感が連続するようになると、足の先まで神経がピーンと張りつめ、由里子のつま先がクイーッと内側に曲がる。
佐々はそんな由里子の身体の反応を毎回楽しんでいるが、あまりにその行為を激しく続けると、そのまま由里子を失神させてしまうこともあった。
由里子の身体はこの半年の間、佐々によってつぼみから花へと開花させられていた。
始めの頃の由里子は、どこをどう触られても、感じるというよりはくすぐったい気がしていた。
しかし、佐々の指や舌が由里子の全身をはい回り、敏感な場所をとらえるようになると、由里子の身体の中からは、グッと熱い息が湧き出すようになった。
それでも、由里子は感じた瞬間に漏れる声が恥ずかしく、身体を固くして感じることを我慢してしまうことが多かった。
そんな由里子に佐々は優しくこう言った。
『これからは、由里子の身体を俺が覚えていくんだよ。俺の指と舌が由里子の感じるところに当たったら、いい声を出して教えてごらん。』
由里子は少しずつ佐々の指と舌の刺激を受け入れ、感じる場所を佐々に教えるようになった。
佐々はそんな由里子の素直な反応が嬉しく、何度も何度もそのポイントを責めては由里子を泣かせた。
由里子はすでに佐々の愛欲のとりこになっていた。
この半年の間に、由里子の身体には、次から次へと新しい疼きが芽生えた。
自分の身体でありながら、気付かなかった疼きのポイントを、佐々の指や舌によっていくつも身体に覚え込まされた。
佐々の与えてくれる心地よい刺激に酔い、由里子はトロンとした瞳で佐々を見つめる。
佐々は由里子の上半身を抱き起こした。
そして由里子のブラウスのボタンを、一つ一つ丁寧に外していく。
その隙間から由里子の発達を終えたばかりの、みずみずしい胸の盛り上がりがのぞく。
佐々はボタンをすべて外し終わると、その盛り上がりを確認するように、ブラの脇から両手でギュッと胸を中央に寄せ、谷間にムチュッと音を立てくちづけをした。
「はん…やんっ。」
佐々のいやらしいキスの音に由里子は恥じらい、目の周りを赤く染める。