投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

やっぱすっきゃねん!
【スポーツ その他小説】

やっぱすっきゃねん!の最初へ やっぱすっきゃねん! 361 やっぱすっきゃねん! 363 やっぱすっきゃねん!の最後へ

やっぱすっきゃねん!VJ-16

「佳代。おまえの周りにいるオレ逹はなんだ?棒っ切れか?」
「達也…?」
「オレ逹は仲間じゃないのか? ひとつの目標のために戦っている仲間だろう」
「……」
「ひとりでやってるなんて思うな。みんなでやってるんだ」

 達也はそれだけ云うと佳代の傍を去った。残った川畑が顔を向けた。

「みんな、澤田さんが立ち直るの待ってんですよ。だから、必死にプレイするんです」

 試合という緊迫感のある場面で、佳代は胸が暖かくなる思いをした。

 佳代は最終回のマウンドも任された。その投球内容は前の回と違い、三振ひとつ、内野ゴロ二つという内容だった。

「これなら使えるな…」

 永井はピッチングに合格点を与えた。
 青葉中のピッチャー5人が、ようやく揃った瞬間だった。



…「やっぱすっきゃねん!VJ」完…


やっぱすっきゃねん!の最初へ やっぱすっきゃねん! 361 やっぱすっきゃねん! 363 やっぱすっきゃねん!の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前