由里子と先生2〔特別編〜茜色の保健室で〜〕-7
由里子の体がピクンッと反応し、軽くうしろにのけぞる。
右…左…と交互に由里子の敏感な膨らみの先に佐々がキスの雨を降らせる。
「はぁ…はぁん。」
由里子の口からはたまらず切ない声が漏れはじめた。
佐々の両手が由里子の胸を下からグッと持ち上げ、片方の乳首を激しく吸った。
「はぁーっ…イヤ。」
由里子は恥ずかしさからだろうか、下唇を噛み首を左右に振る。
佐々はチュウチュウと音を立て、両方の乳首が固く大きくなるまで丁寧に何度も吸った。
由里子の口から漏れる声は、もはや制御が効かず、佐々が乳首を吸うたびに甘く切ない声を上げるほどになっている。
佐々は一旦由里子を優しく抱きしめ、再び唇のキスへと戻った。
乳首への刺激を受け、興奮が高まっている由里子は、佐々の舌に自分から舌を絡めてきた。
『おっ、生意気だな。』
佐々はそう言って由里子をからかうと、由里子の舌を吸いながら歯でしごき、舌を口の中から引きずり出した。
由里子は舌が抜けそうな痛みに、声にならない呻き声をあげた。
ふざけた佐々が、やっと由里子の舌を解放すると、由里子の髪を撫で優しく微笑んだ。
『今日はこのへんで止めとくか?』
由里子はブルンブルンと左右に首を振る。
『子供には刺激が強いだろ!』
由里子は抗議のつもりらしく、ほっぺたを膨らませ怒ってみせた。
『お前さっき初めて、って言ったよな。』
「うん。」
『初めては痛いぞ〜。』
由里子は佐々にからかわれるのがイヤだった。
佐々はきっと経験も豊富で、たくさんの女性を知っていることだろう。
由里子は、佐々がかつて関係を持ったすべての女性達に嫉妬心を抱いた。
こんなに激しい憎しみを抱いたのは、生まれて初めてだった。
『なーに、さっきからヘソ曲げてんの?』
「先生が由里子を子供扱いするから…。」
由里子はそこまで言うと、声をしゃくりあげて泣きだした。
『何だよ、バカだなぁ。泣くことないだろ。ちゃんと話せよ。』
佐々が由里子を優しく諭した。