SEXの条件・学級委員長 川崎静奈 @-3
「……いいね?」
男が私の脚をゆっくりと左右に開き、恥ずかしく濡れた股間がいまだかつて浴びたことのないような明るい照明に照らされた。
男が欲望をむきだしにした表情でゴクリと生唾を飲む。
想像していた以上にみっともない自分の格好に強烈な抵抗を感じながらも、早く終わらせたい一心で私は激しく頷いた。
「……はは…早く…い…挿れてよ……」
覚悟は決めていたはずなのに身体が小刻みに震えているのが自分でもわかる。
「震えてるんだ?……カワイイね」
男は下半身を私の股間に密着させると、いかにも慣れた手つきで花弁を左右に開き、ゴムをかぶせた硬いモノをその中心にグッと押し付けた。
ああ――いよいよだ―――。
治りかけた傷口をこじ開けるような気色の悪い圧迫感のあと、硬いモノがゆっくりと私の中に入ってきた。
異物が身体に侵入する不快感と共に、メリメリと粘膜が裂けるような強烈な痛みが下半身を貫く。
「……いっ…痛っ……!」
咄嗟に誰かにしがみつきたくなって、私はそばにあった枕をギュッとひっつかんだ。
「……いゃっ…いたぁっ……」
「そりゃ少しは痛いよ。初めてなんだから」
私の悲鳴なんてお構いなしに、男はぐいぐい奥へとつき進んで来る。
あまりの激痛に、身体から大量の汗がぶわっと一気に吹き出した。
遊び慣れてそうな男のほうがセックスは上手いだろうと勝手に思いこんでいたけれど、上手いことと処女喪失の痛みが少ないことはあまり関係ないのかもしれないと今更ながら気がついた。
あまり深く考えずに、たまたま最初にナンパしてきた男に「処女を捨てたい」なんて言ってしまったけれど、もう少し相手を吟味したほうがよかったかもしれない。