やってきました挑戦者-4
第三ラウンド
?漢?
タカ「……相沢」
相沢「……はぁ?。さっきの奴の仲間か。なんだ」
タカ「俺と………この勝負師タカと、勝負してもらおう」
相沢「勝負師……?」
男子A「ま、まさか。あの伝説の夜で、奇跡の百戦百勝だった不敗の勝負師が出るのか!?」
女子A「すごいわ……。まさか勝負師の試合を生で見れるなんて!」
相沢「なんかギャラリーが騒がしいが……勝負っていうなら上等だ。周りは遠目に見てるだけで暇してたとこなんでね」
タカ「ふっ、そのセリフ、後悔はないな。今回の勝負は……コレだ」
相沢「そ……それは!!」
?(中略)?
相沢「なっ……バカな」
タカ「お前の言うとおりだ。確かに俺はこの瞬間までこれを持っていた。だがそれ以降はどうだろうな」
相沢「くっ、くそ……この詐欺師め」
タカ「運のみの確実な勝利などありえんよ。これはそう、勝つための技術さ」
相沢「………」
タカ「……ゲームセットだ」
ギャラリー「…うおおお!!!!!!!」
男A「すげぇすげぇすげぇーーー!!!」
女A「キャー!タカさーん!」
トモ「……まぁ、タカが勝負で」
ユッキー「負けるわけないよね…」
タカ「負けた方は一つ、何でも言うことを聞く。そういう約束だったな」
相沢「ああ……好きにしてくれ」
タカ「じゃあさ、……もう少しみんなと仲良くしないか」
相沢「!!」
タカ「みんなさ、興味本位でお前を見てるんじゃない。お前のことを知りたいやつだっているんだ。相沢だってみんなと仲良くしたいだろ?」
相沢「ハッ……私はそんなこと」
タカ「ほんの少しでいいから、みんなへの態度を柔らかくしてくれ。それが今回の勝負の、お前のペナルティだ」
相沢「………」
タカ「ペナルティなら仕方ない、そうだろ?」
相沢「ちっ……ペナルティなら仕方ないな…」
タカ「頬が赤いぞ」
相沢「!!うるさいっ!……ところで、私のことを知りたいって、お前……お前らもなのか?」
タカ「ああ。ツンツンしてる転校生がいたら、俺ら3人はネタにしたくてしょうがないんだ」
相沢「ふっ……そうか」
タカ「ああ」