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華麗なる奴隷秘密倶楽部
【その他 官能小説】

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華麗なる奴隷秘密倶楽部 第1章-3

どういうわけか、私の本章はM女性ですが、
その中にSも少し入っているようなのです。
ご主人様に言わせると、SとMは紙一重だと言われます。
この秘密裏の行事に、大切なお客様に最高の料理を、
そして最高のエンターテイメントをお届けできると思っています。

ここでは、
この世のものとも思えないほどの、
美しい鳴き声の鳥も舞っています。
別荘と言っても、それは都会から離れ、避暑地としても最適で、
奥深く入った広い御殿のような広い別荘なのです。
こういった奥深く、誰も訪れない別荘でなければ、
到底こういう催しは出来得ないのですから。

そこでは
屋外での調教も視野に入れて計画しておりますし、
SM行為、調教やセックス、
破廉恥な行為等を心から楽しんで頂く為には
私は、あらゆるお金を惜しまず、この別荘に投資したのです。

皆様が一堂に会する大広間や、食堂
そして、二人でプレイ又は愛し合うお部屋が一階と二階で、
いくつかあります。
そこは調教としてだけでなく、多くの方に集まって頂く社交場としての
利用もできる豪華さになっております。

それ以外にも各種の調教の為の道具を完備した調教部屋が、
いくつか用意されております。
その調教の道具の全てで、私はご主人様に調教されました。

この場所は人里離れ、人が入り込む余地は無いのですが、
万が一を考えまして、遮蔽は万全にしておりますし、
番人や、専門の管理人も置いております。
ですから、プライベートは完璧で、私の自慢でもあります。
それで会員の方々も安心して、この別荘にお見えになるのです。

私はこの別荘がとても気に入っております。
それと言うのも、
今日のような催しの為に設計から携わり、建築させた別荘ですから。
当然、初めにそのアドバイスを、
私のご主人様の鬼村様にご相談したのです。
言うなれば、私とご主人様との傑作といえます。

それには、都内にあります有名なSMホテルを参考にし、
専門の方にも色々と教えて頂きました。
例えば、鉄の格子で囲った奴隷部屋もありますし、
磔台や、吊し台、各種の縄や、電動淫具、鞭等
必要なあらゆる物は殆ど取りそろえたつもりです。
お客様はそれを見て、驚嘆しておりました。

この発表会は、その道の実力者や、金持ちとその愛人、
更にお忍びの芸能人や、数年前までは名が売れ、
今は落ちぶれて或る財界人の妾になっている演歌歌手や、
女優の成れの果てで、今は男性の専属M奴隷となっている
女性もいました。

更に、SM倶楽部のオーナーや、その専属奴隷、エロ小説家等・・
それは、数えればきりが無い数の会員が登録されているのです。

この倶楽部の決まりは、必ず、男女のカップルで来ることで、
S様とM様はこの別荘に於いては、あるプレイタイムからは
落札され、皆様の共有の奴隷となるのです。
それは調教というプレイだけでなく、
セックスも意味しております。

更に、この会に参加するには
全員が仮面舞踏会に使用するような仮面を付けることを、
義務づけられております。
しかし、それはほんの気まぐれ程度で、
付けていても、誰だと分かるようなのです。


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