湯けむりチャイニーズ-2
[ 俺たちツイてるなぁ
こんな若い女性といきなり一緒だなんて… ]
[ ねえ、どこから来たの? ]
[ あ…東京です…
あはは… ]
ツイてねぇよ…
頼むから私の前から消え去ってくれ。
何という災難。
こんなとこ来るんじゃなかった…
あ…ダメ…のぼせる…
もう限界…
分かった…私も女だ。
ケツは譲ろう…
私は意を決して
[ お先…失礼します… ]
胸と前だけ隠してお尻丸出しで上がってしまった。
これ以上我慢してのぼせてしまえばお尻どころか全開で見られてしまう…最悪。
……………
そして夕暮れの事。
さっきの事件のせいか、なんだか浴衣のスウスウ感が落ち着きません。
私はジーンズとTシャツ姿でお土産屋さんなんかを見て回ってました。
ちくしょう…
あのおじさんたち…
私のストリップを肴に今ごろ宴会で盛り上がってるんだろな。
あぁ…恥ずかしい。
と、そこへ…
[ あっ、いたっ! ]
若い男性がいきなり駆け寄って私の手をひきました。
ナンパ?…
あまりに積極的過ぎません?…
[ エミちゃん…
探したよ、まったくぅ ]
誰なんだよエミちゃん?…
ナンパ男にたちどころに私はワゴン車の中に引っ張り込まれて、中にはお姉さん方が三人…?
[ エミちゃん…
どこほっつき歩いてたのよ、もうっ ]
チャイナドレスのお姉さんにいきなり叱られました。
[ あの…私は… ]
[ ほら、もう時間だから…
早くしなさいよ ]
私は車の中でお姉さんたちに素っ裸にされて、ありえない下着を履かされ、あげくチャイナドレスまで着せられてしまいます。