パパのお仕事-4
[ よぉい…スタートっ! ]
みずきは父親の前で全裸になり、眩いライトに浮かんだベッドの上に横たわった。
この親あって、この子あり…
決して、下世話な話ではない。
人間としての潔さ、信念…
娘を通して、伊吹銀次郎の本質を改めて思い知らされた。
私は今日。
AV史上最高の作品を撮るのだ。
あっ…あぁっ…
ぅんっ…
女の乳房は柔らかいものだと人は思う。
ヘソからぐぅ…っと上がるカメラ。
女の乳房の丸い形に添って撫でる銀次郎の手を捕らえた。
[ どんな感じがする? ]
[ ぁ…あったかい… ]
[ 気持ちをさぁ…
体に委ねてごらん。
心と…体を…
一体にして感じてごらん。 ]
乳房の形に添ってゆるりと撫でる手のひら…
そう見えて絶妙の加減とタイミングで乳房を刺激し、親ゆびは乳首を震わせる。
銀次郎の手にかかればブロンズの乳房でさえ、柔らかく呼吸をするのだ。
[ あっ…あぁっ… ]
[ 無理に感じちゃぁ、もたないよ…
自然に…
自然に感じてごらんよ… ]
厳しい眼差しで私は被写体を眺める。
その私自身…
撮りながらじっとり濡らしているのだ。
こんな感覚はかなりの間なかった…
あっ…あっ…
あっ…あっ…
はぁぁっ…
女優が哭き始めた。
ずぶ濡れになった股間を二本の指がしぶきをあげるように
ずっちゃ…
ずっちゃ…
と音を拾い、その指の動きに反応して女優は哭く。