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つぐみのからくり箱
【ファンタジー 官能小説】

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つぐみのからくり箱-4

その日、まだ呆然としたまま帰宅した私は[ からくり箱 ]のお宝を手にして、また眺めていました。


三上さんの感触と嫌な後味がまだ口の中に残っている…

不完全燃焼な私はそれを思い出しながらじっと眺めていたらつい、濡れてきちゃって…


もちろん自分のアソコにねじ込んでしまったわけです。



ずいぶん後になって、どこからか私はこんなお話を聞きました。


その昔、どうしても殿様の子供を身籠もれないという奥方様に、ある陰陽師だかお坊さんだかが木彫りの御守りを持たせたそうです。

すると、たちまち御利益あって奥方様はみごと跡継ぎに恵まれたそうです。

それでその噂が城中に密かに広まったとか…


そんな昔話はともかく、それが私と主人との不思議なきっかけなのです。

そして息子は今日で3歳の誕生日を迎え、私はまずまず幸せに暮らしております。


それから例のからくり箱の事ですが…


私は妊娠を機に三上さんと入籍したわけです。

新居を構えてバタバタと準備をしていた時はまだ確かに[ からくり箱 ]はありました。

それが荷物を整理してるうちに忽然と紛失してしまったのです。


いくら探しても見つからなくて…

それで。
父にいつかの[ からくり箱 ]を知らないか?と尋ねたところ、父は相変わらずケラケラと茶化しながら

[何だ? からくり箱って… ]

父は[ からくり箱 ]の事自体、全く記憶にないといっています。


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