私と修平の異常な関係-1
その日修平はすこし様子が違ってた。
[ あのさ…実は別れたいんだけど ]
修平の素振りがちょっとおかしかったのはもうちょっと前から感じてたんだけど、この言葉を聞いて私はこの男いよいよ切り出したんだなとだけ思った。
[ ダメよ ]
あぁ楽しい…
私の一言で絶望の淵に突き落とされたような顔しちゃってる。
意外だった?…
[ ミカちゃんには悪いと思うんだけどさ…
俺…本気で好きな子できちゃって… ]
[ 誰よ?… ]
[ あ、ミカちゃんの知らない子だよ ]
[ どこの何て女? ]
[ 悪いと思ってるよ
もう許しおくれよ… ]
[ 答えなさい…
どこのどいつ? ]
[ 頼むよぉ… ]
修平ったら泣きべそかいてる…かわいいったらありゃしない。
もっと虐めてやろ…
[ 修平…あんた私を捨てる気?
私はあんたなしでどうやって生きてけってのよっ!
顔が見たいわ…
これから幸せになる女の顔… ]
私は修平の股間をぎゅっと握って詰め寄ったやった。
[ ミカちゃんさぁ…
俺の事そんなに想ってくれないじゃん…
そりゃ…さぁ
ミカちゃんにはいつも感謝してるよ ]
修平はとうとう泣き出した。
強く握った股間に手を添えて抵抗しようとしたけれど、やっぱり逆らえないで人前で股間を握られたまま両手を宙に遊ばせてる。…面白ぉい
パシッ…
パシッ…
[ 男が泣くなぁっ!
遊んだ女とちゃんと話をつけなさいよ ]
修平の頬を二回
代わりばんこに思いっきり張り飛ばした。
賑やかな街並みでは立ち止まって私たちの事を遠巻きに見てる人が増える。
私は修平にもたれかかるように肩を寄せて歩道の柵に座らせた。