路地裏の売り子-1
あたしの仕事は、みんなに苛めてもらうこと。
暗い路地に佇むあたしを、みんなは好き勝手苛めて行くの。
お金をあたしに押し付けて、優しく触ったり、殴ったり。
でも良いの!
あたしが求められてる証拠だから!
これが生き甲斐なの。
苛めてくれたお礼に、あたしは下から出してあげるの。
みんな喜んでくれるわ、『おいしい』って…。
あぁ、しあわせ!
俺の仕事は貢がせること。
俺が欲しいなら、金を用意しな。
こんな安い商品みたいな俺なんか、いくらでも味わわせてやるよ。
そんな物欲しそうな顔しといて、我慢なんかすんな。
さぁ、こっち来いよ…。
僕は誰にでも股を開く。
でも、心の扉はそう簡単に開かせない。
だって、頑丈な鍵がかかってるんだもの。
僕の心を満たせる御方、そう、ご主人様逹しか鍵を持ってないんだ。
あぁ!ご主人様だ!
はやくください!
その大きな手で、はやく貴方の奴隷のお腹、パンパンにしてください!
お願いします!
[自動販売機の話]