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秘密〜出会い〜
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秘密〜出会い〜-3

次の日。

「なっちゃん、良く授業中寝なかったね」
そう言ってきたのは、大学で友達になった笠原えみ(かさはら えみ)

「入学早々目ぇつけられたくないからね。
頑張ったよ!
でも、しょっちゅう意識飛んでた」

「あはは。
午後大丈夫?」

「何とか頑張るよ!」

な〜んて言ってはみたものの、う゛〜ん。
眠い…
夕べ高校ン時の友達と電話で話してたら、ついつい遅くなっちゃって…
さすがに朝の四時寝はきつかった…
午後、空き時間ないし…
もつかな…?

そんなことを考えつつ、食堂の食券自販機のトコに、えみと隣同士で並んでいたら…

とんとんっと後ろから、軽く肩を叩かれた。

私が振り向くと

「大丈夫ですか?」
っと見知らぬ男性に聞かれた。

「え?」
私がびっくりしてると、男性は私の後ろを指さす。

私はその指の先を見つめると、自販機まで少し距離があり、私の前には誰も居なかった。

私がぼーっとしてるうちに進んで、私の番になったらしい!

「すいませんっ!」
私は後ろの男性に謝るとすぐに自販機のトコロに行き、Aランチの食券を買い、食券を出すトコロに並んだ。

「なっちゃん大丈夫?」
同じくAランチの食券を買ったえみが隣に来た。

「ちょっとぼーっとしてたら後ろの人に迷惑かけちゃった」
私が苦笑いすると、えみも笑った。
そして
「あの人ちょっとかっこよかったね」
っと嬉しそうに笑った。

「そうだった?」

「なっちゃん的にはあんまりだった?」

「ん〜突然すぎて良く見てなかった」

「もったいない。
さっきの人、結構レベル高いと思うよ。
うちの科じゃないよね?
何年かな?
また会えるかなぁ?」
えみは目をキラキラさせながら遠くを見ている。

「クスクス。
えみって面食い?」

「って訳じゃないけど、かっこいい人は好き」
にっこりと笑った。

「それ面食いっていうんじゃないの?」

「かな?」

そう言って、きょとんとしているえみが可愛かった。


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