Lesson xxx 3-2
「きゃっ!」
手首をベッドに押しつけられて先生がのしかかる。
「ちょっと!何すんのよ!」
「ずっと誘ってただろ…?」
「えっ…?」
「補習中。ずっと」
先生、気づいてたんだ。
「俺は子供は相手にしない主義だったんだけどな」
「何言ってんの…?」
意地悪でも偉そうでもない、教師としてでもなく、ただの男としての先生を目の当たりにして声が震えた。
「先生…?」
口端を上げて笑った先生の顔が近づいてくる。
思わず顔を背けた私の耳を先生が舐めた。
「……ッ!」
ゾクッと背筋を這い上がる感覚に声が洩れそうになったのを意地で堪える。
そんな私を面白がるように先生の舌と唇が耳からうなじへとゆっくり下りていく。
「もぉ…止めて…よ…」
言っても先生は止めてくれないって何となくわかってた。
これって私がけしかけた結果だよね…。
「バーカ。お前がそんな格好して誘うからだろ。俺だって男なんだからな」
言葉と共に先生の手がTシャツの中に入った。
「やっ…!」
解放された片手で先生の手を防ごうとしたけど、先生は巧みに避けてブラの中に侵入した。
「や…あっん…」
洩れた私の声に笑う先生は余裕だ。
「舌出してみ?」
また熱が上がってきたのかと思うぐらい頭がボーっとしてきて、先生に言われるまま軽く口を開いた。
舌を差し出す間もなく唇が覆われて舌を吸われる。
「んんッ…」
さんざん口内を這い回った舌と唇が離れた頃には私は荒い息を繰り返すだけだった。
そんな私の額に軽くキスを落とした先生は上着とネクタイを取ってしまった。
逃げようと思えば逃げれたのに私は全く動く事もせずぼんやりと先生を見ていた。
「おい。大丈夫か?」
大丈夫って先生が言うなんて変じゃない?
可笑しくなって笑い声が漏れた。
「何笑ってんだよ」
ちょっとムッとしたような声が返ってきて、それがまた可笑しい。