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未完成恋愛シンドローム
【同性愛♂ 官能小説】

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未完成恋愛シンドローム - 希望的観測 --19

「イヴー」
「ちょっ」
コタローが覆い被さってくる。
流石にこの体勢のまんまするとか、割とムリが―
「よっ、と」
「わ」
いきなり背中に手を回され、そのままひっくり返された。
さっきまで上にあったコタローの顔が、今は下に見える。
「・・・?」
一人愉しげなコタローに、意図が詠めずに困惑する。
「・・何がしたいん?」
「イヴの好きにしてえーで」
・・・・・。
「は?」
更に意味が判らない。
「ちんぽ入れたいねやろ?」
「・・・」
―なんかヤな言い方・・。
「せやから、好きにしてえーでって」
「・・・・」
―確かに。
この状況なら、なんとでも出来る。
が、それは今までのように「される側」って言う前提が覆るってことで―
ぐるぐると考えていると、不意にちんちんがしごかれた。
「ーっあ・・・」
「ほら、グズグズしてたら誰かくるで」
コタローの言葉が思考に入り込んでくる。
オレは意を決して、身体を起こした。

コタローを跨ぐ格好でベッドの上に膝立ちになる。
「・・コタロー」
「入れへんの?」
「いや・・」
この期に及んでなにを躊躇してんのかとは思うけど、実際にやってみると、そのあんまりな格好に躊躇していた。
「取り敢えず・・」
「ん?」
「・・入れ辛いから、ちんちん、入れやすくしてくれへん?」
オレの言葉にコタローは「ああ」と返し、ちゃんと上向きになるように手で支える。
が、膝立ちの状態では思ったよりも上手く入らない。
「ん・・」
「尊居やったら入るんちゃう?」
「・・せめて中腰って言えや」
オレの反論にも力はない。
一度ベッドの上に立ち、そのまま屈んでいく。
と、堅いものが当たった。
「・・・」
―酷い格好・・。
位置を調節し、僅かに腰を下ろした。
―つぷ・・っ
「ふぁ・・・」
先端が、尻の肉を割り開いて入ってくる感触。
「く・・・ぅっ」
「まだ全然入ってへんで」
微かに笑みさえ浮かべながら、コタローが言う。
「判って・・る・・・っ」
―なんとか・・先っぽだけでも入れば・・・
―ぐぶ・・ぷ・・・
「んああ・・ぁ・・・」
普段は入れられる立場のオレが、今、自分から入れている。
正面から見たら、一体どんなにかみっともない格好なんだろうか。
更に腰を下ろしていく。
―ぐ・・ぶ・・・っ
「んぐぅ・・ぐ・・・っ」
―ぢゅぼ・・・ん
「ふわ・・は・・は・・っ」
先っぽが、全部入った。
「こた・・」
「まだ先っぽだけやで?」
・・・。
当たり前のようにほざくコタローを、ジッと睨み付ける。
「そんな潤んだ瞳ぇで見つめんといてや」
見つめられたように見えるのかお前には。


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