今夜、七星で Yuusuke’s Time <COUNT2>-5
「さわってほしい?」
なんて、紳士に振る舞っても埒はあかない。
絶対経験薄い。
俺は口元がにやけるのを抑え切れない。
「いや、やっぱり樹里さんよりスタイルいいよ」
「そんなの、言われたことない…」
あながち嘘じゃないけど体を褒める。
綺麗だよ、可愛いよ、なんて常套句より、意識しまくっている樹里さんを掛け合いに出すだけで警戒心が解けるのが解った。
そのまま優しく抱いて、手酷くフッてやるよ。
抑え切れない笑みのまま、ぐちゅり、と下着に手を突っ込んだ。
嘗めるようにゆっくりと指先で愛撫すると、厚い肉ビラの隙間から漏れた粘液が指を濡らす。
ショーツのクロッチを左手で横にずらし、二本に揃えた指を肉ビラに押し付けると、誘うように易々とその入口を開花させた。
入口は粘液が溢れていて、直ぐさま指を突っ込むと中の肉が吸い付いてくる。
指を自在に動かすのはし難いが、奥まで中に侵入するとはしたない蜜が溢れた。
「…そんな…に、優しくしないで」
ふと顔を上げると、涙を流す椿の姿が目に入る。
どうしてだろう、今になって嫌だと言うのか、そう思うと自然に体を制止させていた。
「だって、あたしヤケになっただけで…」
…………は?
「なのに…こんなに…」
頭を整理して考えると、つまりはこの女にも男がいるに違いない。
それを裏切ってセックスしているのか、何なのかよく解らないが、俺の脅しを理由に浮気をしているんだろう。
………アホくさ
蓋を開ければこの女の単純な動機に胸糞悪くなる。
急に興ざめた感じに苛々する。
俺は、清純ぶったこの女を本気で潰す決意を固めた。
広げた足の間に体を挟め、わざと恥ずかしい音を立てて啜った。
喜んだ声をあげ腰を揺らすのに一笑し、俺の肉棒を誇示すると躊躇いながらも嘗め始める。
恥も外分も無くなりつつある椿に、心の中で笑っていた。
優しく髪を撫でると、心底嬉しそうに喉を鳴らす。
淫乱としか言いようが無い姿に呆れ、一方で欲情していた。
ぴちゃぴちゃと嘗める音、じゅぷじゅぷと啜る音が脳内に雪崩込む。
亀頭を吸われ、一心不乱に出し入れされるとイキそうになった。
特に上手い訳じゃないのに、本気で嘗められている感じが腰にクル。
時折、上眼使いで見つめる瞳が潤んで誘っていた。
我慢、とか。
意地、とか。
手放してイキたい。
狡いけど、後の事はイッてから考えるから。
ズクズクと後頭部が熱くなる。