今夜、七星で Yuusuke’s Time <COUNT2>-4
「ぅんっ…」
呻く声を聞きながらコートを手探りで脱がし、床へと押し倒す。
首に下げた革製のネックレスチョーカーが重力に負けてずり下がる。重いペンダントトップが、カチン、と椿サンのネックレスとぶつかった音で俺はやっと我にかえった。
はあはあはあはあ……
荒い息継ぎ。犯した唇はぽってりと赤く染まり、互いの唾液でぬるぬると光っていた。
「服…脱がせた方がいい? それとも自分で?」
ドツボに嵌まりそうな自分にブレーキをかけ、椿サンの体を起こさせる。
「自分で…脱ぐ」
暗闇でも解る恥じた表情。白のVネックセーターがゆるゆると脱がれていく。
「…下着、選んでつけてきた?」
鼻で笑いながらエアコンのスイッチを点ける。
薄いピンクのブラジャーに包まれた乳房は豊満で、思っていた以上に肉付きのよい体だった。
ロングスカートが下ろされ、その下の黒地のストッキングがあらわになる。
そのストッキングもするすると脱がされて、眩しいくらいに色白の張り出たヒップに、手を出さずにはいられなかった。
「本当…着痩せするんだ」
押し倒して、その胸元をまさぐる。
指の間からはみ出る乳房は、肌に吸い付くような柔らかさだ。
餅肌、ってきっとそう。
押せば跳ね返る瑞々しい肌を、節くれてゴツゴツとした無骨な手で犯す。
乱暴に揉み、その柔らかさを顔でも感じたくて頬を寄せた。
ゾクゾクするような征服感。
そして、甘く匂い立つ母性。
「ユースケ君っ…」
「椿さんの体って…実は樹里さんよりスタイルいいかも」
「何言ってっ………あっ」
甲高い声が頭上で響いた。鼻に掛かったような甘く高い声。
ブラジャー越しに乳房をまさぐったせいか、震えるように膝を擦り合わせていた。
それを制して膝に手を掛け、焦らせながら下半身に手を滑らせる。
むっちりと肉厚な太腿。掌で味わうように撫で上げると、ショーツに包まれた秘部が蠢いた気がした。
「んっ…」
「椿さん…やらしいな」
カップを歯で避け、真っ白に浮き立つ乳房へ舌を進める。そして迷う事なく、その頂へ舌を這わせた。
柔らかな乳房の中で更に柔らかさの際立つ頂は、舌で愛撫すると化学反応の様に瞬時に固くなる。
コリコリに固くなり、吸ってもらうのを待ち侘びるように空を向く。
舌の腹を使って嘗め上げると、その感触は雄の本能を刺激して止まない。
ふれる程近くに顔を寄せているのに、俺は椿の様子をじっと観察した。
確実にさわって欲しい筈なのに、赤くなって恥ずかしがるばかり。