魔性の仔@-9
「あ…はあ…」
快感に表情を歪める刈谷。その愛撫は、魂さえ揺さぶるように心が昂ぶる。
──見て…。
少女が自らの秘部を晒けだす。秘肉はわずかに開き、粘液に濡れていた。
──あなたの…欲しいわ。
少女は、刈谷の剛直を握り自らの花弁にあてがった。
「はッ!…ああッ!」
ヌルリとした感触とともに、窮屈な膣肉が刈谷を包み込む。
──あうッ!ふ、うう…。
苦痛に眉根を寄せた少女は、上体をのけぞらせる。
──ああ。膣内の粘液と肉の突起が擦れて…たまらない…。
刈谷は、少女の腰を掴んで激しく下から突き上げた。感触に溺れて狂ったように。
幼い身体が、男の上で前後に跳ねる。
──目を覚ましてッ!
まさに絶頂を迎えようとしたその時、刈谷の頭に言葉が飛び込んで来た。
「ハッ!」
目が開いた。ナイトランプの薄い光に浮かぶ白い天井が見えた。 どうやら、真っ暗にしたことも夢だったようだ。
「…ううッ…うん…」
枕元には、少女が心配そうに刈谷を覗き込んでいた。
──夢だったのか…それにしてもリアルな…。
今だ、身体の至る箇所が少女の感触を覚えていた。
「すまない。君を起こしてしまったな」
傍らに立つ少女に微笑み掛けると、優しく頬を撫でた。
「うッ、うーッ!」
笑みを見て、少女は安心すると刈谷のベッドに滑り込んだ。
「お、おいッ!」
突然の行動に戸惑う刈谷。が、その安心し切った顔を見て力を抜いた。
嬉しそうな顔で身体を寄せる少女に、刈谷は腕を回した。
不可思議な出来事から解放され、いつしか2人は眠りについた。
今度は深い眠りだった。
…「魔性の仔」@完…