「午後の人妻 童貞嫐りC」-5
「私も裸になるけど、羞ずかしいから見ないでね」
そう牽制するように言ってから、
ベージュ色をした上着から脱ぎはじめた。
見ないでと言ったところで、セックスや女体に興味津々の少年が、見ないでいられようはずもない。
それを承知の牽制であった。
案の定、
亨の熱い視線が、
背後から注がれるのを感じた。
ジリジリと灼きつけられるような、
熱い視線である。
脱いだ上着をソファの背もたれにかけ、白いブラウスのボタンを外していく。
由子はそれらの動作を、ゆったりと典雅に科(しな)をつくりながらやっていった。
ボタンを外したブラウスは、
両袖をいっしょに引いて、
背中を滑り落とすようにして脱ぎ去った。
ワインレッドのスカートも立ったままで、
片脚ずつ抜き去るようにして脱いだ。
熟れた人妻の下着姿があらわにされ、また亨のゴクッと生唾を飲み込む音が聞こえた。
さらに、
由子は彼に背を向けたまま、
半カップのブラを取り去り、
パンストとショーツを同時に引き下ろし、
下肢から抜き去って、
一糸まとわぬ裸身を剥き出しにした。
成熟した大人の色香を発散される女体が、いま少年の前に曝されたのだ。
「いやーんっ、羞ずかしい」
由子がクルッと振り返った。
胸と下腹部のあたりを両手で隠している。
そのまま小走りにまわり込んで、
さっきから同じ恰好で立っている亨の背後に身を寄せた。
そして、
その後ろから少年の身体に抱き着いていった。
乳房の膨らみがその背中に押しあてられ、
股間のヘアのそよぎがその臀に触れる。
それを感じて少年が身を固くした。
その身体からこの年頃特有のムッとした体臭が臭いたち、由子の鼻腔を衝いた。
彼女は後ろから抱き着いた手で、
少年の胸から腹部、
脇腹などを撫でまわしはじめた。
滑らかな少年の肌の感触が、
掌(てのひら)に心地いい。
「あっ……ダメッ。
そ、そんなことをされたら……
ダメですよ」
亨がさらに身を硬直させ、それを仰け反らせてブルッと震わせた。
彼の股間で勃起しているペ○スは、
もうそれだけで暴発寸前まで追い込まれていたようだ。
童貞ペ○スでは無理もなかろう。
「我慢できなくなったら、出してもいいのよ。
若いんだから一度や、二度くらい出したからって平気でしょ?
私も手伝って回復させてあげるから……」
由子は少年の耳元に囁きながら、そこに甘い時を吹きかけた。