コードギアスDworld[utakata]-1
コードギアスDworld
最後となった第99代神聖ブリタニア帝国皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの死から400年後――
世界はまた当時に戻っていた。
超合衆国も民主主義とは名ばかりで
スザクから代々引き継がれたZERO(枢木)の独裁政治になり、
人々が理不尽に反逆することはなかった。
ブリタニアは小国となり、元の日本の地にいる。
貴族制度が廃止され、皇帝もいなくなったが、シュナイゼルとコーネリア、ナナリーの血が健在しており、ブリタニア御三家になっている。
(カリーヌの血もあるが勢力はない。)
シュナイゼル系∋エルゼフ
コーネリア系∋リノフ
ナナリー系∋ヴィノフ
その中でもエルゼフは長で長年の歴史を築いている。
だが、エルゼフの先代頭首は若くして命を落とし、その独り息子のユーリ(14)が頭首を勤めている。
だがユーリは出来が悪い。
ユーリに限った事ではなく、先々代程からの話だが。
そんなエルゼフを支えているのが、シュナイゼルの代から仕え、あのブラック・リベリオン。又、悪虐皇帝ルルーシュの世界統一宣言の際、現場の天空要塞ダモクレスでシュナイゼルの傍に居続けたただ一人の従者、
カノン・マルディーニ。
その直血のマルディーニ家である。
現在の頭首はエルゼフ先代頭首の死亡により自決した先代頭首に変わり、
ユーリと同い年にして幼馴染みのハノンが就いている。
ハノンは
万能で当時世界初の第七世代ナイトメアを操り、それからもナイトメア工学に様々な光を差し込んだが最後はルルーシュ側に成り下がった悲劇の白騎士、枢木スザクを越える身体能力と、
あのシュナイゼルを越える頭脳。
そして、日本独立と世界平和の為、突飛な作戦を企てた初代ZEROやあの皇帝ルルーシュにも勝る知恵があった。
ハノンは芸術にも優れていて、1年前には自信が巨匠の谷口監督と手を組み、ギアスという架空の力と歴史を捩ったアニメ、CORD GEASSシリーズを世に送り出した。
これはルルーシュをZEROだと見立て、ルルーシュを肯定したのに批難の声も挙がったが、歴史、当時供述から言っても正しい。
最終回のルルーシュの死亡シーンは皆は歴史通りなので判っていたものの、涙し、次の日の学校、職場の欠席率は過去最高だったという。
さて、前フリはここまでにして、
本編は、ハノン・マルディーニの話。
彼はどんな風に原作と関わって行くのか。
CORD GEASSのその後!
(これまで書いたもの、これから書くものはCORD GEASSの設定を使った作者の妄想です。こんな戯言もあるんだと楽しんでお付き合い戴けたら幸です。)