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言ってくれなきゃ
【青春 恋愛小説】

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言ってほしかったかも-5

『うん……名前もわからんねんけどタメみたい。即答で断ったけどな。………心配すんな』



『あっ…うん……久しぶりやな。コクられんの』


『そーかもな。夕と付き合ってからは減ったから。ありがてぇや』

『……』


『大丈夫か?』


『…えっ?』


『泣きそうやで。お前。』


『…っ……そんなことないで……』





ホンマは目はうるうるして前なんか見えんかった。



暁が優しい言葉かけてくれたり、心配してくれるのが嬉しいのに、それよりも悲しさとゆうか自分でもよくわからない気持ちが込み上げてくる。





『こういうことあるといつもお前が泣きそうになるから言いたくなかってんけどな……』


『全然……大丈夫…』


『告白とかホンマ欝陶しいよな』




そう言いながら暁はあたしの頭を撫でてくれたけど…



告白………



欝陶しい………




あたしも当て嵌まる。でも、付き合えたし。OKしてもらったし。




あれ?もう涙が止まらへんよ…





『ど、どうした? 歩けるか?一先ずあそこの公園行こ?』




あたしはそのまま暁に連れられて小さな公園に連れて行かれた。きっと街にいた人があたしを見ていたんだろう。


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