投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

密心
【ファンタジー 官能小説】

密心の最初へ 密心 35 密心 37 密心の最後へ

密心〜しののいの〜-2

「なんもありんせんよ、みそか。それよりあちきの今日の旦那はどないな方でありんすぇ?」

「――あ、その牡丹姐さんの右の手にある簪の君にございんす」

「……そう」

この簪の方、は蔵ノ介の使いだ

わざわざ遠回り染みた真似をして、使いを送るだなんて余程切羽詰まってるらしい


またあの弟は何を思ったか

みそかも……早く手折られてしまえばよいものを何を戸惑うか



もう決まっておろうものを


焦れったい二人は欲を受け入れすぎた私には眩しすぎていけない


密心の最初へ 密心 35 密心 37 密心の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前