投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

SFな彼女
【SF 官能小説】

SFな彼女の最初へ SFな彼女 22 SFな彼女 24 SFな彼女の最後へ

SFな彼女 -Sweet Face編--6

「あッ、ああッ、や、ダメ……ッ!」
がくがくと上下左右に身体を揺さぶり榊に問えば、もう限界とでもいうふうに、こくこくと首を上下に振る。
汗ばんだ額を撫でてから、俺は榊の耳朶を食んだ。
「あん……! う……め、もと」
濡れた唇から零れる言葉は、俺の理性を打ち砕く。
「して……も……立って、られな……! 焦らさ、ないで……ッ」
そんな甘い声で、甘い顔で、甘い言葉を囁かれたら、それだけでイッちまいそうだ。
「さ……かき……ッ」
達しそうになりながらも、何とか堪えて俺は先に榊をイカせようとする。
俺は腰の動きを早め、榊の乳首を幾度も甘噛みする。
「何かきちゃ……あッ」
愛液でぬるぬるになって、結合部からはぐちゃぐちゃと水音が聞こえる。
互いの荒い息も伴って、俺達はますます昂ぶる。背筋に悪寒にも似た快感が駆け上る。
押しつけてやる。擦り上げてやる。捻じ込んでやる。
じゅぷ、ぐちゅ、ぐちゅ……
俺は眉根を寄せて榊の嬌声と淫猥な音を聞いていた。
「ダメ、ダメッ……や、ああああ――ッ!」
また、あの感覚がやってくる。
熱いものが弾けて、頭ん中が真っ白になる。
それでもまだ足りないような気がして、俺は榊の唇に自分のそれを重ねた。
軽いキスの後で俺は言う。
「俺、マジでお前のこと……」
荒く息を吐きながら言う俺の言葉に、榊はこくりと頷いた。
そして俺の胸にその頭を預け、ぽつりと呟くように言ったのだった。
「……私だって」


SFな彼女の最初へ SFな彼女 22 SFな彼女 24 SFな彼女の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前