未完成恋愛シンドローム - Crazy Children --23
「なー、イヴ」
「ん?」
オレの考えを見透かしでもしたのか、コタローから話かけてくる。
「これからもする?」
「う。」
言いにくいことをズケズケと・・。
「イヴがしたなった時だけ?」
「んー・・・・」
―そもそも、またヤること前提なんか?
とは思いつつも・・・
「別に」
「?」
「あんたがヤりたなったら」
途中まで言って、少し後悔した。
「なったら?」
が、訂正する訳にもいかず、
「ヤればえーやん」
そう、答えた。
「ほんま?」
「・・・」
とは言え、こんなケダモノの相手を年中してたら身体もたない気がする・・。
「場所は選べ」
「場所だけ?」
・・・・。
「時も選べ」
「時と場所だけ?」
・・・・・。
「空気詠め」
「詠めばえーん?」
・・・・・・。
―身体保つかな、オレ・・。
「取り敢えずはな。・・ぅ」
「どしたん?」
急にオレが呻いたからか、コタローが聞いてくる。
「・・・あんた、どんだけ出してん」
「なにが?」
・・・これは。
「なんか、尻から漏れてきた・・」
「漏らした?」
「ちゃう!いや、違わんか・・・じゃなくて!」
どう考えてもデリカシーのない発言に、少しイラっとする。
「どんだけ中に出してんねん、ってこと」
「ああ」
やっと判ったらしい。
「だってイヴん中気持ち良かったし」
「・・・・・」
よくもまぁいけしゃあしゃあと・・。
「女の子やったら子供出来てんで、マジ」
「せやなー」
さっきのコタローの言葉を思い出し、皮肉な口調で言ってやると、どうとでも取れる言葉が返ってくる。
「それが惜しい」
「は?」
―なにが?
「イヴが女の子やったらなー」
「・・・」
「絶対彼女にすんのに」
「・・・・」
「今からでも女の子になる?」
「・・・・・」
「そーすれば、もー毎日寝かせへんで」
「・・・・・・」
「どんな子が産まれんねんやろーなー」
「オレは男やー!!!」
―マジで、こんな変態の相手なんかしてたら、身が保たない気がする・・・。
―to be contenued...