未完成恋愛シンドローム - Crazy Children --15
「・・大丈夫?」
鼻で息をしながらなんとか呼吸を整えていると、心配になったのかコタローが声をかけてくる。
「・・・。ぁむ・・」
「んっ・・」
瞳で返事を返して、もう一度ちん○んをくわえ込んでいく。
「ぐ・・・・が・・む・・」
なるべく奥まで入らないようにしても、上顎や舌の付け根に先っぽが当たる度にえづきそうになる。
「無理せんでええで」
コタローの声がする。
「ん、ぶっ・・・はぁっ、はぁっ・・」
ちん○んを吐き出す。
口の中に溜まっていた涎が全体に纏わりついていて、テラテラとぬめりを帯びている。
「はぁっ・・・・ぁむ」
いやらしく光るそれを、今度は手でしごきながら裏側に口付けをしていく。
「ぅあ、それ・・スゴっ・・・」
コタローが顔を歪ませながら呻く。
「・・れろ、んっ・・はむっ、ちゅっ」
その反応がなんとなく嬉しくて、重点的に尿道周辺に舌を這わせる。
「あかん、イヴ・・・っ」
と、顔を引き離された。
「コタロー・・・?」
ビクビクと脈打つちん○んは、まだ射精する気配がない。
「・・気持ちよく無かった?」
無意識にそう聞き、慌てて口を噤む。
そもそも、嫌だった筈なのに―
「めっちゃヨかった」
そんなオレの思考に気付いているのかいないのか、コタローが頭を撫でながら言う。
「でも、オレばっかし気持ちいのは不公平やろ」
―ドクン
そこ、寝っ転がって。
「ん・・・」
オレはコタローの指示に嫌がることもなく、頷いた。
―カチャカチャ、ジー・・
何もしなくていいと言われ、寝転がったままでいると、コタローがオレのベルトを外し、ズボンを脱がしていく。
「もう勃起してるで、イヴのちんぽ」
そう言いながら、トランクスにテントを張ったオレのちん○んをぐりぐりと指で圧す。
「んふ・・やっ・・・」
「オレのちんぽしゃぶって興奮したん?」
今度は下着の上から裏筋を爪で引っ掻くようにしながら聞いてくる。
「ちがっ・・・やっ・・」
「パンツの先っちょもなんか濡れてるし」
「っ」
―それは
「ああ、さっき精液漏らしたもんな」
「・・・言う、な・・」
恥ずかしくて死にそうになってきた。
「よっ、と」
「わっ」
うつ伏せの態勢にされる。
「脱がしにくいから、膝だけ立ててくれへん?」
「・・さっき、なんもせんでええって言うたやんか・・・」
軽く理不尽さを感じつつも、四つん這いみたいな格好になる。
「んー・・・」
「?」
なにやら考えてる風なコタローに、眉を潜める。
「イヴ」
「なに?」
「自分でお尻広げて」
・・・・。
「はあ?!」
あまりと言えばあまりな発言に、流石に声を荒げる。
「嫌?」
「嫌に決まってるやろ!」
「そっかぁ」
コタローの声のトーンが落ちる。