僕らの関係 学園祭-24
「んやぁ……」
「んぐぅ……、あむ、はちゅ……」
彼女が股を閉じないように右手でがっちりと左足首を掴み、左手の親指で陰唇を捲り、舌先で熱心に蜜をすする。
里奈の味は想像していたものとは程遠く、塩辛く酸っぱいもの。奥から溢れてくる蜜はどこか苦く、あまり彼の嗜好にはそぐわない……ハズだった。
「里奈のアソコ……おいひいよ……」
小悪魔クッキーのチョコレート色はビタースイーツ、大人の味。
自分には出せそうに無い味付けに、幸太は一心不乱に蜜を啜り、喉の渇きを潤す。
「そんなに……しちゃ、や……ダメだってば、だって……やだもん」
嫌がる口ぶりだが、里奈は幸太のワイシャツを掴み、むしろ包みこむように身体を丸める。
「里奈も気持ちいいの?」
「ワカンナイ……だって、初めてだもん」
里奈は自慰の経験が無いのだろうか。そんな疑問を抱きつつ、この行為の行きつく先を見てみたいと、幸太は舌の動きを早める。
包皮に包まれたモノを暴くと里奈は突然身体を大きく震わせ、前のめりになりだす。
「ん、あ、やだ……幸太……ダメ、そんな、なんか来る……や、きゃあ!」
ワイシャツを掴む手に力が入り、パツンと音を立ててボタンが跳ぶ。
――ボタン取れちゃった、後で良いか……。
「ダメ、もうラメ……やらよ、こうらのバカ……これいじょうエッひなことひちゃらメなのぉ!」
彼女はろれつの回らない舌で必死に哀願する。
「良いじゃん、気持ちよくなってよ……」
弾力のある白い太腿に歯をたて、強く吸う。鬱血して痕が残るが、気にせずに量産する。
「だめ、だめ、だめ! やぁ……!」
里奈は静かに叫ぶとパイプ椅子から転げ落ち、そのまま幸太を覆いかぶさる。
「ん、んぅ……ふ、わぁ……はぁ、はぁ……」
荒い呼吸の里奈は肩を小刻みに震わせる。裸でいるのが寒いのだろうと思った幸太はしっかりと抱きしめ、体温を共有する。
「ドキドキしてる」
「ん、うん……だって、しょうがないもん」
少し拗ねたように耳元で囁く里奈は、表情を見られないようにそっぽを向く。
微小な胸が重なると、テンポの速い心臓の音が伝わってくる。
「イクってすごいね……」
幸太が何か話しかけようとすると、彼女が口を開く。