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Summer〜君がくれたもの〜
【青春 恋愛小説】

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Summer〜君がくれたもの〜[亜季編]-8

 思いっきり飛び込むと、いままでの暑さを全て忘れさせてくれる。岩場だから、深さに注意すれば比較的安全な飛び込みポイントだった。

悠木「あ〜〜〜。なんか久しぶり・・・」

亜季「奇襲!」

 悠木の腹の上から亜季が飛び込んだ。足から垂直に。二人は水と空気を水上に飛ばして沈んでいく。

璃美「・・・・」

和輝「悠木 死す」

飛鳥「みなさん合掌♪」

涼子「ナム〜」

・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。

和輝「本当に浮いてこねぇな」

飛鳥「血は浮いてこないから岩に激突死ってことはないと思う」

涼子「悠木君、海中で欲情 亜季ぴ〜んち♪」

璃美「はれんち・・・」

和輝「助けにいかねば!」

涼子「なんでやねん」

 漫才を一つ終わらせてもまだ浮いてこない。




『暑い夏の物語B』
 腹がいてぇ・・・。亜季の馬鹿が・・・。モロに入ったぞ。マジで。こっちはなんかいい気持でひたってたのに。ああもう。

 悠木が目を開けると、亜季が必死で何かを探していた。飛び込んだ衝撃で、ビキニのブラがはずれて岩に引っかかっている。片手で胸を隠しているから、なかなか上手いように届いていない。俺はそれを手を伸ばして取ると、亜季の肩を叩いた。

 亜季は何か言ってるけど、海中だから何を言ってるのかわからない。付けて欲しそうだったのでとりあえず俺は亜季のブラを付けてやろうとした。すんなり手を離して後ろを向いたののにはビックリしたけど、俺はとりあえず仕事を終えて浮上した。

悠木「ふー・・・」

 先はピンクでカタチもいい・・・。ちょっと触りたかった。

和輝「お、生きてた。悠木大丈夫か?」

 俺のすぐあとに亜季も浮上してきた。何事もなかったかのように。

悠木「お前な〜・・・・」

亜季「見たくせに・・・」

 俺が文句を言おうとすると、すぐに帰ってきた返事。小声だったけど、俺にはばっちり聞こえた。だからなにも言えなかった。


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