Summer〜君がくれたもの〜[亜季編]-6
亜季「涼し〜〜♪」
和輝「生き返る・・・マジ・・・。ふぅ〜」
亜季「和輝さんなんであんなとこにいたんです?」
和輝「だから、プライドと肉体の限界を・・・」
※「亜季、そいつの言うことまともに聞くだけ損だよ」
横から口をだしたのは元カノの涼子。
涼子「どうせ職員室にでも呼び出されて、そのまま帰るのがしゃくだから涼みに来たけど空いてなかったってのが関の山なんだから」
ビンゴ
※「ホントに何考えてるかわかんないよね。和輝って」
和輝「それは璃美もだろ?」
中学が同じ璃美は、おっとり天然系なんだけど鋭いときもある、よくわかんないけど可愛い奴。中学の時にフラれちまったけどな。
璃美「失礼な・・・」
涼子「じゃ、亜季。うちら先にいくからね」
そう言うと三人だけ練習室に入っていった。亜季ちゃんを一人残して。
和輝「亜季ちゃんはいいの?」
亜季「うん。10分くらいはね。私ボーカルだから」
和輝「悠木と同じなんだな」
亜季「うん♪」
この表情。ダチがみんな惚れるのもわかる気がする(みんなフラれたけど)。天使っていうより、なんか。輝いてる。夏の太陽も似合うような気がする・・・・。
和輝「さて、涼んだし・・・・。俺はもう行くね」
亜季「うん。ばいばい」
俺はそのまま振り返ることなく外に出た。相変わらず太陽は俺を嫌いなようだ。
和輝「海いきてぇ・・・」
亜季ちゃん達。みんなで。悠木とか連れて・・・。暑いし。
和輝「よし。決めた。今決めた」