Summer〜君がくれたもの〜[咲弥編]-8
『曖昧なボクの輪郭』
皮肉・・・。なのか、偶然なのか。運命なのか、俺になにかを伝えたいのか。数日遅れた亜季との再会。それは同時に、隣の咲弥への墓参りにもなった。
俺はなぜ咲弥と出会ったんだろう。結局、彼女に弁解することもできなかった。もう秋の風はそこまで吹き付けてきている。
二人、夏を一緒に終わらせたい人がいた。でも、今は一人で季節を越えようとしている。
結局は、全て自分のせい。俺の責任・・・
Days なにもない部屋中に 広げたあの夢は それでも まだ失くしちゃないんだ
Sway 確かになにもかもが 予定通りのわけじゃないから 投げ出したくなるけど
それでも 思い描く自分に すこし近づけたかな? NowIknow
曖昧な夢の行方を その瞳に映して ただキミがくれる笑顔 探し続けてたね
Pray 頼りない祈りでも 出来るだけのことはしたくて… 遅すぎるいいわけさ
もう一度 もしまた会えたら すこし胸をはれるかな? Whereareyounow?
曖昧なぼくの未来を その瞳に映して 矛盾だらけのわがままで 傷つけてたね
変わらない ものは一つだけ 時だけが過ぎてゆく
振り向いたこの場所には キミだけがいない
曖昧なぼくの輪郭を その瞳はいまでも
追いかけてくれてるかな? 届かないLovesongforyou
悠木「もう・・・。涙も枯れちまったな」
夕暮れ時の墓地に一人。青年が立ち尽くしていた・・・・TheEnd………