これって恋?-1
(…えぇ?)
うん。それはホント、なんで?ってゆうのがいちばん感想に合ってたと思う。
あたしの名まえは高遠 雫(たかとお しずく)。現在高1。
彼氏がいないことに不満は別にないけど、…や、あるかな。すっごいほしい。
中学ん時は男子がすごーくガキくさく見えて、みんなキライだった。窓ガラス割ったり先生困らすのがカッコいいとでも思ってんの?てかんじ。
で、高校入ってそれなりに男子にも目がいっちゃうよね。どのヒトがカッコいーとか。
けどあたしがどんだけ彼氏ほしいって思っても、あたしは特に目立つ存在でもなく。
かわいい存在でもなく。
中学ん時のせいか、特別誰かを意識したこともなく。
なんだかいつの間にか3学期になって、1年生ももうすぐおわりの時期になってた。
友だちはそれなりにできたけど、彼氏つくるのってむづかしーんだなー。
てゆうか誰かを好きになるのがむづかしいのかな??
そんなかんじであきらめてた、高1の冬。
なんだかあたしの中では、前代未聞なことが起こった。
それは宿泊学習てゆう名目の、1泊2日のスキーかボード学習でのことだった。
なぁんか行きのバスから、妙にからんでくる男子がいる。
みっくん。
みっくんは、ん〜…顔は悪くはないかな?いい方だとあたしは思う。
でもそれよりも内面の方が輝いてる人。
いっつもクラスの中心にいてさ、クラスを笑顔にさせてくれる人。
先輩たちもなぜかみっくんのことを知っていて、よく話してるのを見たことある。
【みっくん】て名まえだけでももう、知らない人なんていないんじゃないかなってくらい。
いい意味で世渡り上手なんだよね。先生にも「またこいつは〜」てかんじで好かれてて。
そんな人が、なんかあたしに絡んでくるわけです。