これって恋?-3
…てあれ?
うわっこっち来た!!
「たかとー!かなこ!」
「みっくん何それ。どこでそんなもんパクッてきたの。てゆうかそれ目見えてんの?」
『あははっかなこそればっか!』
「や〜それがさー、ホント見えないんだよね!さっきからすげーこけてるし。」
『うん。見てた見てた』
「えっまじ?すげハズかしんだけど」
「や、それつけてることにまず恥をかこうよ」
「おまえなーさっきから毒吐きすぎ!てゆうかパクッてねぇし!」
う〜、なんかキンチョーしちゃってうまくしゃべれない!
「…でな、高遠」
『えっ!?何!?』
「え、なんでそんなビックリしてんの」
それはみっくんが急にあたしに話しかけてきたからだよ〜!
「これ、預かってて」
え、何を…と言おうとした瞬間に
ズボ!!
え?急に視界が真っ暗に!しかもなんかゴム臭い!何よりこの頭すっぽりかぶさるのって…
おそるおそる脱いでみたら、
やっぱ中華屋のお面だーっ!!
「あははっ高遠思ってたよか似合うじゃん」
『似合ってもうれしくないから!!』
「それ預かってて?」
そう言いながらウェアの中からキャップを出して、みっくんはまたリフトの方に行った。
あぁ、キャップはウェアの中に入れてたのね。