『あたしのビョーキ』-19
鼻息を荒げ目をいっぱいに開いて彼女を見る。チ○コがあったら多分ギンギンになってたんじゃないかな。アソコから我慢汁の代わりにバルトリン腺液とかで濡らしてさ。初めての男ってこんな感じになるのかもね。
口の中に唾液が溜まる。ぬるりとして、変な感じの唾液。
手に出した後、それを彼女にべっとりと塗りたくる。
瑠璃はあたしのモノ。つばつけたんだから。
「冷たいです」
「大丈夫。すぐ温かくなるから」
彼女を寝かせたまま、脚を開かせる。そして自分の叢を押し付ける。
「きゃっ!」
「んく……っ」
視線がぶれる。初めてオナニーしたときと似てるかも。最近は慣れちゃって、
ちょっぴり気持ちいい程度だけど、瑠璃に触れた瞬間、汗が身体から一斉に噴出す感じがした。
「せ、先輩、なにしたの? わたひ、すごい、変なの」
顎ががくつく。それに視線もぶれる。オナニーよりすごくね? だって、こんなになるなんてさ……。
「あ、安心しなよ。怖いことじゃない。ちょっぴり気持ちいいだけだから……」
できるだけ平静を保つけど、腰を動かしたら、さらに刺激が強くなった。
背筋が弓なりに仰け反り、突き出た舌先が変に尖る。
「もっと、よく、みせてよ、瑠璃の……顔……きもちいいの? いんだろ? だからそんな顔してさ……」
せっかく喘いでくれる彼女から目をそらすのはもったいない。あたしは沸き起こる反動に抗いながら、彼女を見下ろす。
「ん、あう……だって、やぁ……」
瑠璃は脚を痙攣したように動かし、トントンと背中を叩く。シーツを掴み、渦を作ると、彼女はきゅっと目を瞑る。
汗ばんだ胸元を揉み扱き、彼女のジャージのズボンを顔に当てて思い切り深呼吸をする。
「やだ、先輩、ヘンタイさんです」
さすがに驚いたらしく、眉を吊り上げて抗議する瑠璃に、あたしは照れ笑いをしてそれを投げ捨てる。んで、リアルな彼女の体臭を吸おうと、ジャージの上を剥ぐ。
「私……」
「瑠璃はそのままで」
可愛らしく縦に割れたおへその周りを舌で舐る。唾液を窪みに注ぎ込み、たぷたぷした横腹を揉む。ちょっと筋トレがたりないかもね。でも、このほうが好みだよ。
「んくう……あっ、はぁ……ふぅ……はぁ」
夏の昼下がり、外ではセミが鳴いていて、あたしの下では瑠璃が苦しそうに呻く。
「ね、先輩、ちょっと」
「瑠璃、可愛いな。このままいっちゃう?」
「や、そんなの……」
「平気だよ。みんなしてるし、それに、瑠璃、あたしのこと好きだろ?」
「だって、先輩……、や、ダメ」
瑠璃は両足をばたつかせ、シーツから抜け出ようともがく。
まったく、瑠璃まで焦らすのかよ。いったいどこで覚えたんだかね。