プロポーズ-2
「んあああああああ!
かずや・・・
いっくうううううううううう!」
その声は、はっきりと聞こえてきた。
和也の名を呼び奈々子が絶頂の瞬間を迎えたことが、和也にもはっきりと分かった。
それ以来、和也は奈々子の寝室が気になり、奈々子が寝室に入るとそっとドアの外から聞き耳を立てていた。驚いたことに奈々子はほとんど毎日のように、和也の名を呼びオナニーに耽っていた。あの日のように大きな声を上げることはないが、くぐもった声を発し、2度3度と絶頂を迎えることも珍しくなかった。
そして今日、和也はカメラを奈々子の寝室に仕掛けたのだ。そのカメラは寝室の天井に埋め込むもので、ピンポイントほどの穴から奈々子のベッド全体を捉えることができた。そしてその画像と音声が和也のパソコンに送信されるのだ。
和也は、自分の寝室に入ると息を潜めてその瞬間を待っていた。
そして静かにその行為は始まった。
ゆっくりと体に手を這わせていた奈々子は少しずつ乱れ、やがて2本のバイブを取り出すと凄まじい痴態を繰り広げた。
奈々子は2本のバイブを交互にしゃぶり、入念に唾液をまぶすと、尻を上げ、脚を大きく開いた。取り出したローションを自らのアナルに塗りこむと、一本を前から、もう一本を後ろから、オ○ンコとアナルに深々と突き立てていった。
声こそ押し殺しているが、大きく口を開け、びくびくと体を震わせながら、2本を交互に抜き差ししていく。そして、大きく背中をそらしブルブルと尻を振りながら、奈々子ははっきりと和也の名前を呼び、体を硬直させた。
その一部始終を見届けた和也は、ペ○スに手を触れることなく精を放っていた。
それから毎日のように和也はパソコンに噛り付いていた。
最初は和也も困惑した。あの美しい奈々子が、こんなにもいやらしく、しかもあんな機械を使って毎晩のように痴態を曝していることが信じられなかった。しかし、父を失ってから何年も一人で慰めているのだと思うと奈々子を責める気持ちにはなれなかった。
そして、奈々子を一人の女性として意識し始めると、その思いは急速に膨らんでいった。
そんな時だった。
「和也。最近、急に大人っぽくなったわね。
彼女でも出来た?」
「かあさん、気になるの?
僕も案外もてるからね。一緒に帰るくらいの女の子なら何人もいるよ。」
「まあ。紹介しなさいよ。家に呼んだら?」
「じょ、冗談だよ。彼女なんかいないよ!」
「まあ、それも心配よね。好きな娘はいないの?」
「かあさんこそ、そうゆう人いないのかよ!」
「まあ。和也ったら、剥きになっちゃって。」
「かあさんは。和也がいるからいいのよ。」
「ぼ、僕だってかあさんがいるからいいんだ。」
「だめよ!和也は幸せに・・・・・」
「かあさん!」
和也が珍しく奈々子の言葉を遮った。