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僕とあたしの夏の事件慕?
【幼馴染 官能小説】

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僕とあたしの夏の事件慕? 最終話 「あたしの事件慕」-1

【僕とあたしの夏の事件慕】

最終話 「あたしの事件慕」

◆――葉月真琴――◆

 真澄家の騒動は自称後見人の逮捕という形で幕を閉じた。
 あの後、僕達は警察での事情聴取を受ける為、しばらく残ることとなったけど澪と僕だけ先に帰ることが許された。
本当は澪も当時者なんだから詳しい取調べを受ける必要があるんだけど、本人曰く『大切なものは守れた』らしいので、自分に関しては隠蔽してもらった。
 また風澄村にも真澄家の力がはたらいたらしく、公にはされなくなったらしい。
 いわゆる大人の判断というべきなのだろうか?

 あれから数日たったある日、僕は澪の家に呼び出された。
 澪は今回のことでいまひとつ釈然としないことがあるらしい。
 多分、そのことだと思う。

 澪の家に着いた僕はインターホンを押し、マイク越しに澪に話しかける。

「みーお、僕だよ……」

 玄関で出迎えてくれた澪は、清々しい青色の下着みたいな服で出てきた。

「遅いわよ。あたしが読んだら五分で来ないと!」

 確かキャミソールワンピースとかいうのかな? ヒラヒラしたスカートから時折太腿が見えるけど、澪って背が低いから太く見えちゃうし、そもそも大人っぽすぎてあんまり似合ってない。こういうのを背伸びって言うのかな?

「真琴、今何かよからぬことを考えてなかった?」

「んーん、すごくかわいいなって思ってさ……」

 相変わらず鋭い。でも、これも本心。だって、澪は何を着ていたって可愛いんだもん。

「可愛いって……。あたしは真琴より年上よ? もっと言い方があるでしょ」

「だって、なんかそう思うんだもん」

「まあいいわ。上がって……」

 僕は言われるまま、澪の後に続く。


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