僕とあたしの夏の事件慕? 第六話 「真実を探して」-16
「ふう……とても良かった。さすが真澄家の当主……良いものをお持ちだ」
「お、叔父様……満足していただけましたか……ッ!」
「椿君もイクといい……ワシのせめてものお礼じゃ……」
狸は勢いだけなら三〇代の腰使いで、椿さんをオルガズムという絶望に導く。
「そんな……イクなんて……あ、あ、ああーっ!」
一オクターブ高い声を上げた後、椿さんは固まった。
眉を顰め、虚空を見あげる。
瞳が霞み、涙が溢れる。
鼻息を荒げ、唇を噛む。
快感と羞恥が交互に肌を染め上げ、痙攣したように身を震わす。
二匹のケダモノに身体を蹂躙され、心を辱められ、絶頂に達したその結果……。
続く