生徒会副会長5-3
「爺ちゃんが遊びに来たとき二人とも会ってる・・・・」
「・・・・・おおあの時の鈴ちゃんか!!いやいや大きくなって気付かんかったよ」
「・・・・・源おじいちゃん?」
「おおっ覚えておってくれたのか・・・そうじゃ月影 源六じゃ
鈴ちゃんに覚えててもらえて爺ちゃん感激!」
などと長話を始めた二人を見て溜息を吐く
「二人とも盛り上がってるところ悪いんだがボーイさんも忙しいんだ早く荷物を運んでもらおう・・・・」
「大丈夫じゃしばらく待たせておけ・・・・・」
「まあいいけどあまり人に迷惑かけると爺ちゃんにしばらく会えないかもな」
「なっ!!!これ早く朱鷺たちの荷物を運ばんか・・・・!!!」
源六はボーイに怒鳴る。
「誰のせいで待ってると思ってるの?」
「きっ君・・・・・早くかわいい孫の荷物を運んで行ってくれないだろうか?」
社長のいつもの口調とはまったく異なり従業員一同[この人にもどうしても勝てない人っていたんだな]っと顔を隠しながら笑っていた。
「じゃあまた後で部屋に行くから・・・・」
「爺ちゃんは二人の旅行を邪魔する・・・・と?」
「いっいや、そういえばワシは今日予定があったかな〜」
「そう・・・じゃあ仕事がんばってね」
朱鷺は笑顔を源六に向け、そこでエレベータの扉が閉まった。