生徒会副会長5-2
「爺ちゃんのせいだな・・・・」
朱鷺はため息をつくとカウンターの男性は苦笑いをした。
そしてボーイの持つキーの900番はもっとも豪華なロイヤルスウィ−トだったが仕方ないのでそのまま部屋へ向かおうとした時だった。
「おおっ!朱鷺やっと着いたか待ちくたびれたぞ。」
遠くから洋風なこのホテルに全く合わない着物を着た老人が歩いてきた。
「ああ、爺ちゃん久しぶり・・・・・」
「久しぶりだな・・・高校の入学式いらいかな・・・・?来年には大学生だったな。」
「最近は昔みたいに遊びに来てくれなくなってさびしかったぞ」
「まあ高校だからな・・・・小学校のとき見たいにちょくちょく遊びにはこれないよ
親父もいろいろ忙しいし・・・・」
「まったくあのクソガキめ私の可愛い娘だけでなく孫にまで会わせないつもりだな」
苦笑いをして話をそらそうと考えていると
「あっ爺ちゃん・・・・・・そういえば紹介してなかった俺の彼女・・・」
「はっ初めまして八神 鈴です。朱鷺くんにはいつもお世話になってます。」
「おおっ流石は我が孫!美しい女子ではないか・・・・」
「・・・・二人とも初めてじゃないだろ?」
「「・・・・・?」」
二人が首をかしげて朱鷺を見る。