Ｙ先生の憂鬱-14
「お嬢さん、騙されちゃあいけないよ」
「何が？」
「…これから由希ちゃんの授業の時は、俺絶対超やらしいこと考えてるから、ちゃんと目ぇ合わせてよね
由希ちゃんが赤くなるとこ見たいから」
爽やかな笑顔で言うハルの言葉に、私の顔はますます熱くなる
「ハ、ハルっ!!」
「えっへへー男の子はオオカミだにゃー」
「最低！」
「でも…好きでしょ？」
「…っ…」
そう…こんなハルが、私は大好き
私もきっと、ハルのクラスの授業は結構幸せな気分になっちゃうんだろうな…
こんな不純な気持ちが、なんだか素敵に思えてしまうのは…
…ハルの愛に、どうしようもないくらいハマっちゃったから…