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【エッセイ/詩 恋愛小説】

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-1

神様あの子を幸せにしてあげて
あの子に不幸がこないよう
神様あの子を幸せにしてあげて
あの子が病気にならぬよう




僕等は甘い街の風に包まれ
僕は君の冷えた小さな左手を包み
君は胸いっぱいの夢を包みこんでいた



いつしか僕の手も冷えきっている事に気がつかず
今じゃあったはずの温もりを探して虚空をつかんだ



神様あの子を幸せにしてあげて
あの子に不安がこないよう
神様あの子を幸せにしてあげて
あの子が不信にならぬよう
それだけが僕の願い事




僕等は幸せにやっていたなんて
僕だけが想っていただけで
君はいつしか居なくなっていた




今でも君の事を僕の手は探している
もういるはずのない僕の隣を
僕の手は知らない




神様あの子を幸せにしてあげて
あの子に不幸がこないよう
神様あの子を幸せにしてあげて
あの子が病気になるぬよう





今は言える
君が

君が

君だけが

幸せなら

僕は死んだって良い


それが

その事が


その事だけが

願い事


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