二個目の苺〜アーモンドクッキー〜-7
「ぁあ!…はぁん…!」
「ここ…だね?」
「…んっ…!ぁああ!」
彼女は目を背け、膝を震わせる
…何も考えず、何も分からず、溺れてしまえばいい
君は何も知らなくていい…
ただ、僕の与える快楽に…酔いしれていればいい
「もうイっていいよ…奈々」
「しゅう、さんっ…ぁあっ!ぁあぁぁ…------っ…!!」
大きく身体をしならせて達する
白い胸が揺れ、全身がびくびくと痙攣を繰り返した…
…君も、他と同じだ…
***
「わざわざ送って下さって、ありがとうございます」
「いや…最近は日が短いから、暗くなるのも早くなってきた。
一人で帰らせるわけにはいかないよ…」
言葉はとても優しいけれど、その目はどこか遠くを見ている
家の前まで来て私は何かを言おうと口を開いたけど、何を言えば良いのか分からず黙り込んだ
愁さんも、黙ったままそこに立ち止まり、私をじっと見た
その目は虚ろに揺れている
「愁さん…」
愁さんは、私の頬に軽く触れる
その指の冷たさに驚いて、目を開く
愁さんはすっと手を離し、「じゃあ、おやすみ」と言って、夜の中に消えていった
「……?…」