二個目の苺〜アーモンドクッキー〜-6
「愁さ…汚い…です、から…ぁあっ!」
「大丈夫…君はとても綺麗だよ…」
…愁さん、どうして?
どうして今日はそんなに優しいの…?
疑ってしまう、私がおかしいの?
愁さんに見つめられて、触れられて、身体は正直に熱を帯びてくるけど…
…心がなぜか…
哀しく、渇いていく…
こんなに愛されているのに、違和感を覚えるのはなぜなんだろう…
…愁…さん…
***
…どんなに愛の言葉を囁いても、どんなに優しく彼女に触れても…こんなものは何の意味もない
薄っぺらな行為に反応する彼女を見る程、どこかが冷えていくのを感じる
くだらない…
もう終わらせてしまおうか
また、突然冷たく突き放してやろうか
しかし、今はまだやめては駄目だ
…なぜ…?
僕は、彼女を…試している…?
…何の為に?
心に浮かんだ疑問を取り去り、彼女の敏感なそこを執拗に責める
「ぁあっ…ん…はぁ!」
指を折り曲げて奥を探り、舌を尖らせて陰核を刺激する
優しく、ゆっくりと…
薄いガラスにでも触れるように、大切に…
…君はそんなもので満足するのだから
「やぁっ…しゅう、さ…ぁあっ!」
「そろそろ…かな?」
「そんな、とこ…んっ!…ダメ…!」
何かに耐える様に洋服の裾をぎゅっと握り締める彼女を見やり、僕は動きを速めていく
「はぁっ…!ぁん…あ…!」
「我慢しなくていい…」
「ん…!愁、さん…」
彼女の目が何かを言いたげにこちらを見つめる
それには気付かない振りをして、彼女の中のある部分を軽く引っ掻く