二個目の苺〜アーモンドクッキー〜-14
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獣のように激しく、
でも何の味もしない、
渇いた、交わり…-----
反応の悪い下半身を、半ば無理矢理欲望に奮い立たせてまで、この行為に及んでいるのに、
痛みに泣く女を無視して突き上げているのに…
何も感じない
揺れ動かない
ああ、どうでもいい…
…苛々する
「んっ…愁、さん」
少しずつ滑りが良くなる
こいつも所詮女だな…
呆れると同時に、なぜだか微かな安堵を感じる
「はぁ…あ…ぁあっ…!」
ギリギリまで引き抜いて、最奥を突き上げる
「あぁん!」
快感に悶える彼女を後押しするように陰核を撫でる
「んっ…!…ぁあ…」
細い腰が震えている
その時、奈々は喘ぎながら、涙を流しながらこちらを向いた
「愁さ、ん…ありがとう」
「!」
何言ってるんだ、こいつ…
…ありがとう、だって?
妙な感情が生まれる前に、それを掻き消し、動きを早める
「ぁあっ…!…はぁ…ん!」
本能で腰を動かし、奈々の白い身体を横目で見る
「っあ…ぁん!」
「…奈々」
こちらを向かせて、その唇にキスをする