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崩壊
【母子相姦 官能小説】

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崩壊〜出会い〜-7

「…17…18…19…」

 そろそろと廊下を歩き、ようやくトイレにたどり着いた仁志は、慌てて下着をずらして便器に腰掛けた。

 それから3分後、ホッとした顔の仁志がリビングに現れた。

「はぁ…危なかった」
「そこで待ってて。採取してくるから」

 入れ替わるように涼子がトイレに向かおうとソファを立ち上がり、

「ああ、ズボンはまだ履いちゃダメよ」

 そう言葉を残してリビングから消えた。

(…どういう意味だ?)

「…なるほどね。あまりいい色じゃないわね」

 トイレで、仁志の排泄物を見た涼子は表情を曇らせる。茶赤色のソレは潜血を思わせた。
 ビニールに封された採取ビンを取り出し、耳かきのような採取器で排泄物をすくうと採取ビンに収めた。

「ふぅ…私の初見だけど、大腸の内視鏡検査を受けるべきね」

 採取ビンを持つ涼子の言葉に仁志は耳を疑った。

「そんなに悪いんですか?」
「いえ、これは、あくまで私の初見で、実際に検査をしたら陰性の人もいるから、ラボで調べないと分からないのよ」

 涼子は、採取ビンを眺めながら、それを小さなクーラーボックスに入れてキッチンの冷蔵庫に収めた。

 リビングのソファに腰掛ける仁志に、戻って来た涼子は言った。

「じゃあ、次は直腸検査ね」
「…ち、直腸検査って?」
「肛門に指を入れてね、中に異常が無いか触診するの」

 先ほどの浣腸以上に焦りを感じた仁志。

「ちょっと!そんなこと聞いてねえぞ!」

 語気を荒げる仁志に対し、涼子はさらに大きな声で応じた。

「あのねえ、いい加減に静かにしてくれる?男のくせにグジグジと。病院の患者さんの方が、よほど大人しいわ」

 涼子の目が真っ直ぐ仁志を見据えた。その迫力に気負された仁志は、次の言葉が言えなくなった。

「…わ、分かったよ…どうしたらいいんだよ?」
「先刻と同じような体勢で横になって」

 仁志は深いため息を吐き、不服そうな表情でソファに寝そべった。

「下着を脱いで、これを腰に掛けて」

 涼子はバスタオルを仁志に渡した。

「…仕方ねえな」

 仁志は、言われたままに下着を脱ぎ、バスタオルを掛ける。涼子も、傍らに置いたビンのフタを開け人差し指を中の液体に浸した。

 浸した指先から、トロトロと液が垂れる。それは、粘性の高い液だった。

「先刻と同じよ。力を抜いてね」

 液で濡れた涼子の指が仁志の肛門に触れる。思わず、気持ちは拒否に働いて力が入った。

 涼子の指先が、わずかに入ったまま先に進まない。


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