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恋愛武勇伝
【純愛 恋愛小説】

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恋愛武勇伝 第三章 kazuko編-10

「ご、ごめん。
調子に乗りすぎたね・・」
うつむき加減に、kazukoが、謝った。
「い、いや。
俺こそ、力を入れすぎて・・」

気がついたら、kazukoのひざが、俺のひざに当たってて。
そんでもって、俺の手がkazukoの腕に当たってて。
心臓がバクバクして、頭がカーッと熱くなって、
「kazuko−!」
って叫んで、そんでもって、kazukoを押し倒してて。

もう何が何だか、わかんねぇの。
kazukoが抵抗していたのかどうか、それすらわかんねぇの。
kazukoの口を塞いじゃってて。
あんなもん、キスじゃねぇよ。
ぶっつけてただけだもん。
悪いことしたょ、kazukoには。
ファーストキスがあれじゃ、ロマンチックのかけらもねぇ。

我にかえった、って言ったら変だけど、カーッとなってた頭が落ち着いたのは、kazukoの胸を揉んだ時だったような・・。
ペコン!って、感じ。
シュークリームにかぶりついた時、上の方って中身が無いジャンかさ。
あれっ?って、感じするだろう。
あんな感じ、だった。

な〜んかさぁ、裏切られたような気がしてょお。


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