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LESSON
【ロリ 官能小説】

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lesson10-3

「あの時くらいバスケが上手になった時期ないよ!怪我の功名だよ〜。」
それがどれくらい本気で、どれくらい強がりで、どれくらい優しい嘘かは分からないが、あれを乗り越えられたから今でもこうして一緒にいられるんじゃないか。
だから今年はこうしてささやかながら祝えて本当に良かったと思う。
春香は俺が送ったプレゼントを本当に大切にしてくれる。家では出来ない月のネックレスも無くすことなく、俺と会う時には必ずつけてくれている。
だからこの指輪は少し高かったけど……絶対に大切にしてくれる、確信があったから贈ることにした。
「ありがとう、ダーリン……嬉しい。でもごめんね、春香はハンバーグ作ることで頭いっぱいで、プレゼントとか何も用意してなくって……。」
「何言ってんだよ。こうして一緒にいられるだけでも十分幸せだよ。本当に……」
「ダーリン……」
自然と重なる唇。愛情は、料理も美味しくしたけど、キスにも特別な意味を持たせるのかもしれない。
春香の舌はとろけそうなほどに柔らかく、頭が痺れるほどに甘い。
ちゅ……くちゅ……
静かな部屋にお互いを求め合う音だけが響く。
長い、長い口づけだ。こんなに長くキスしたことがあっただろうか……どうやって終結させようか……
そんなことをどこか頭の端で考えながら春香の唇を貪っていると、
「ぷっ……」
突然春香が笑い出した。
「どした?」
「ごめんっ!あははっ、ダーリン……長いよっ!いつ止めればいいかとか考え出したら可笑しくなっちゃって……」
「ははっ、全く同じこと考えてたよ。」
「うん、でもすっごくドキドキして、あったかいキスだった!」
「それも一緒。キスってこんなに気持ちいいもんなんだな〜、て改めて思ってたよ。」
「うん。もちろん、ダーリンだからだよ……?」
「あぁ。」
もうそれ以上言葉は必要なかった。しっかり抱き合って、そのままベッドに倒れこむ。ワンルームのアパートの最大の利点、それはベッドがいつもすぐ側にあるということだ。
まだエプロンをつけたままの春香の体をまさぐる。
首筋に吸いつきながら、服越しに柔らかい胸を揉みしだくと、春香の体は小さく震え、唇からは吐息がもれ始めた。
「あぁ…んぅ…だ、ダーリン…電気、明るいよぅ……んっ……」
「あぁ、そうだな。」
夢中になっていて気づかなかった。立ち上がって蛍光灯を消し、ベッド脇の照明だけに切り替える。過去には白昼堂々としてきたことも度々あったが、まぁ暗くできる時はしてあげるべきだろう。
そして、立ち上がったついでに上半身裸になってベッドに上がった。
春香にまたがると、すっと両腕が伸びてきて、口づけをせがまれる。俺はそれに応えて、唇を重ね、こちらからも舌を求める。
普段はおずおずと舌を伸ばしてくる春香だが、今日はとても積極的に舌を絡めてくる。
舌が絡まる度に、気持ちがどんどん高ぶっていくのが自分でも分かった。
「春香、脱がすから後ろ向いて。」
「うん……」
「お尻上げて……」
「……んっ。こう?」
「えっちでかわいいよ、春香。」
「だ……だめだよぅ、ダーリン。顔が見えなきゃ恥ずかしいよぅ……うぅ……。」
それには答えず、まずはエプロンの紐をほどき、レギンスに手をかける。
そして一気に足から抜き取ってしまう。


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