生徒会副会長4-3
「そう!眼鏡!!朱鷺が眼鏡してるところ初めて見たからだ!」
「別にコンタクト切れたから眼鏡してるだけだろ・・・・・・」
「なんか・・・・・・」
「なんか、なんだよ?」
鈴は朱鷺を直視できず俯いて・・・・・
「なんか・・・・眼鏡・・・・萌え?」
「お前は馬鹿か!」
机にあった教科書を丸めて鈴の頭を叩く。
「痛った〜〜!!朱鷺ひどいよ!そう思ったんだから仕方ないじゃない!大体彼女を教科書で叩くなんて・・・・そう朱鷺には愛が足りないよ!愛が!」
「うるさい!そんなくだらないこと言ってる暇があったら問題解け!俺は彼氏じゃなくて家庭教師としてここに来てるんだよ!愛なんて言ってる場合か!」
「うぅ〜、朱鷺の意地悪っ!!」
鈴は機嫌を悪くし、全く問題を解こうとしなかった。
「・・・・まったく、このお嬢様は・・・・・・」
ため息を吐き朱鷺は鈴の頭を撫でる。