生徒会副会長4-2
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・?」
「・・・・おい、いつまで扉の前にいる気だ?部屋に入れないだろ・・・・」
「あっ、ごめん・・・・」
扉を開けた先に立っていたのは紛れもなく自分の彼氏だった。
でもなぜか違和感を感じる。
「なんだよ・・・・・・」
大きなカバンを床に下ろし、ボーっと立ったままの鈴に声をかける。
「えっ、いや・・・・なっ、なんでもない!!」
鈴はいつものようにすぐ朱鷺に抱きつく事はせずに椅子に座っている朱鷺をジッと見つめていた。
「早くこっち来て宿題しろ・・・・・」
鈴を椅子に座らせ、朱鷺は読書を始める。
「朱鷺・・・・?」
「・・・・・なに、いきなりわからないとこでもあったか?」
鈴と顔を近づけ問題を見る。
「ちょっ・・・・ちょっと!」
「どうかしたか?」
「あっ、かっ顔が近いよ・・・・・・」
「別に今さら気にするようなことじゃないだろ?」
「そっ、そうだけど・・・・・なんか感じがいつもと違う感じがして・・・・・」
「何言ってんだ・・・・いつもと一緒だろ?」
少しズレてきた眼鏡を上に押し上げる