未完成恋愛シンドローム - 白昼夢 --14
「ひゃっ」
ズボンの上から、ちんちんを撫でられた。
「やめ・・」
「気持ちよかった？」
「！！」
コタローの顔が目の前に来る。
「首、舐められて」
「アホ・・っ」
声が上擦ってる。
「でも、勃起してんのな。ちんぽ」
そういって、ちんちんを撫でてる手に少し力が加わる。
「んひゃ・・！」
―なんやねん、この声・・・
こんな声、絶対オレのじゃない・・・！
「息荒いで」
「・・・・っ！」
腕ではねのけようと力を入れるも、すぐに押さえつけられる。
「ちゅっ」
「んあっ」
今度は鎖骨の辺りにキスされた。
舐められる。
ちんちんを撫でていた掌の感触が消えた。
と同時に、Ｙシャツのボタンが上から一つずつ外されていく。
「ちょっ！ふぁ・・・」
中にシャツは着てない。ボタンを外されるとそのまま肌が露わになる。
コタローの口唇が、ボタンを外されたＹシャツに合わせるように、少しずつ下へ降りていく。
「ちゅっ」
「！！？」
乳首が、吸われた。
ボタンはどんどん外されていく。
でも、コタローの口唇は、胸の辺りから動かない。
吸われ、舐められ、転がされ、また吸われる。
その都度、オレの口からは声が漏れ出る。
「やだ・・・こたろっ」
「・・ちょっとしょっぱい」
「アホ・・ふあっ」
コタローが少し体勢をずらした。と、またちんちんに感じる圧力。
「お前・・・っ」
なんとか首だけ動かし、顔を下に向ける。
コタローが脚でオレの膝を押し開き、そのまま太ももをちんちんに押しつけていた。
「・・やめえってば・・！」
「いや」
―こいつ・・・！
「ふざけ・・んふぁ」
Ｙシャツのボタンを外し終えたコタローは、ベルトを外してそのままズボンの中に手を入れて来た。
「ひあっ」
「・・ビンビンやん」
耳元で囁かれ、そのまま耳たぶを軽く噛まれた。
「あんっ・・！」
そのまま耳を舐られながら、掌でちんちんを弄られる。
「やっ・・やっ・・・！」
「・・手、放すで」
そう言われ、そのまま腕の戒めが解かれる。
「ぁ・・？」
霞んだ視界の向こうには、額に軽く汗を浮かべたコタローの姿がある。
ギシッ、と音を立てて、コタローが体勢を変えた。
「ちょっ・・なにすんねん！」
「叫んだらあかんて」
「んっ、あ・・」
気がつくと、ベッドの上に座ったコタローにだっこされてるみたいな体制になっていた。
「よっ、と」
「・・・やだ、ぁ」
片手でオレの身体を固定したまま、器用にズボンを脱がすコタロー。
「ひゃんっ」
トランクスの上からやわやわとちんちんを揉まれる。
「・・ちょっと先走ってんな」
視線を下ろすと、先っぽあたりの布地が濡れて、滲みになってる。